2024年1月から新NISAがスタートし、全世界株式とS&P500を扱う投資信託への人気集中が話題になっています。賛否両論いろいろな意見がありますが、私は皆さんとても妥当な選択をされているなという印象を受けました。
非課税期間に期限がない新NISAは、インデックスに連動する投資信託を使った長期投資と相性がいいですし、長期のインデックス投資を行うのであれば、全世界株式やS&P500は手堅い選択であると思います。たとえると、「長い航海をするので、多少の波は気にしないでよい大型船を選んでおく」というのと似たような理屈になるのではないかと思います。
あえて反対意見を言うとするならば、「これから期待される日本株の上昇をとり損ねるのではないか」、「円安の今海外投資するのはどうか」等があげられると思いますが、これに対するキーワードは“長期”という時間軸になるのではないかと思います。例えば、20年や30年後の私的な年金を新NISAで長期運用する場合と2年や3年の期間で運用成果をあげる場合では、(どちらが良い悪いではなく)自ずと方法は異なってくるのではないでしょうか。
(ご年齢等によっては、インデックス投資よりも高配当投資を新NISAの成長投資枠で行うという方もいらっしゃると思いますし、何が適切かというのは個々人の条件を勘案してはじめて決まるもだと思います。)
ただ、インデックスであっても投資である以上相応のうねりはありますので、「長期で上がると納得すること」と「出口に気をつけること」は大切なのではないかと思います。